【SSF】S級SF作品を探して

ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞受賞作品の詳細なあらすじ、作品中の名言、管理人の感想などを書いていくブログです。

MENU

【感想】『魔法の世界 エスカトープ』アンドレ・ノートン【ヒューゴー賞 1964年】

アンドレノートンの1964ヒューゴー賞受賞作『魔法の世界 エスカトープ』の感想です。

 

[評価 = A級]

 

 

この作品もまたファンタジーですね。1964年ヒューゴー賞受賞作は、この作品を含めて3作品を読みましたが、クリフォード・D・シマックの『中継ステーション』はSFとファンタジーの両方の要素をもつフュージョン作品、ロバート・ハインラインの『栄光の道』はファンタジー作品です。1964年はファンタジーが強かった年みたいですね。

 

主人公は不思議の石「シージュ・ペラリス」の力でエスカトープに来るわけですので、一種の異世界転生もの?

 

冷酷な敵コールダーも、コールダー自身は非常に人数が少ないです。今回の戦いでは、コールダーはわずか1名しか確認されていません。コールだーは、エスカトープには存在しない電気や機械などの技術を操り、さらった捕虜に外科手術を施したゾンビ兵でエスカトープを侵略しようとします。コールダーもまた主人公同様、何らかの力で現代の地球からエスカトープの世界に来ているようです。

 

同じ現代の地球から異世界にやってきたもの同士ですが、主人公サイモンは魔法の世界を守るために戦い、一方のコールダーは科学技術を悪用して魔法世界を侵略しようとします。

 

なんだか、現代の異世界転生ものやタイムスリップものでもよくみかけるような設定じゃありません?転生して来たのは自分だけではなくて、同じような科学知識を持ちそれを悪用する敵がいるっていう。

 

この設定って、この時期にはもうファンタジー小説に活用されていたんですね〜。

 

↓押してください。
 
にほんブログ村 本ブログへ

それではまた…。